サンノー産業㈱では、愛媛県産の杉やヒノキで構成されたCLT、集成材、無垢材などの素材や加工品の販売をしています。

 

木材加工は、関連会社の木材プレカット加工会社に加工を依頼して製作してもらっています。

 

CLT(Cross Laminated Timber 直交集成木材)は、公共建築物、マンション、オフィスビル建築など比較的大きな建物に使われることが多く、接合部にはクロス金物や特注の製作金物が使われるため、コストが高いくなり手の届きにくい建材と思われがちです。。

 

しかし、欧米諸国ではロングスクリューと呼ばれる構造用に開発され、流通品の少し長めのビスを使うことで、建設コストが下がり、一般住宅の床や天井だけでなく、リノベーション、DIYなど用途は多岐にわたります。

 

愛媛県産材を使ったCLTをより多くの方に使っていただくため、当社での施工事例を紹介します。

CLTを住宅の天井材、床材として使う 

住まいのアクセントとして住宅の天井材に使う。

水平構面の倍率を確保するため、構造用スクリューで固定しています。

必要な倍率、及び、使用するスクリューの強度試験値、及び、ネジ外径によってスクリューの間隔を構造設計士が算出します。

構造計算は、一般的な住宅と同じで水平構面を計算します。

CLTを使ったカフェベース

オフィス、工場、倉庫、ショップ用、ビルの中のプライベートカフェスペース「BreakHut」

です。

愛媛県産の杉、桧を使ったCLTと無垢材、集成材の組み合わせで製作できます。

接合部の強度試験

ロングスクリューで接合した愛媛県産材を使用した床(杉CLT150mm厚)と梁(杉集成材、RW集成材)でせん断試験、杉CLT150、杉集成材105mmx150mm における引張試験、及び、ねじ頭貫通(めりこみ)試験を行いました。

試験は、久万高原町の愛媛県林業研究センターに依頼。

スクリューはシュミット社製ネジ部外径φ8mm 、φ10mm 、長さ300mmを使って行いました。